シャイン・オン!プログラム

 

病気の子どもたちも、そして支える家族に
もっともっとたくさんの笑顔を!!

小児がんや重い病気と闘う子どもたちと家族のための全面的サポートを作り上げよう。病気の子どもたちもそして支える家族にもっともっとたくさんの笑顔を!!
シャイン・オン!キッズの活動の全ては「緩和ケア」をサポートするものです。入院当初から子どもたちの気持ちに寄り添うこと、子どもたちを取り巻く環境にも働きかけていく「緩和ケア」が子どもたちの退院後の生活に大きく影響します。
小児がんは事故を除いた子どもの死亡原因の第一位です。その反面、医療技術が発達した今日、小児がんは70%ほど治る病気だともいわれるようになりました。治療が終了し退院した子どもたちはスムーズに一般社会に復帰できているでしょうか。いえ、そうではありません。実はうつ病や不安障害、PTSD等が生じる危険性が高いことが知られています。それらを予防するためには入院当初から子どもたちの気持ちに寄り添うことはもちろん、子どもたちを取り巻く環境にも働きかけていくことが大切です。私たちの活動は臨床心理士、形のあるビーズやファシリティドッグを介在させた、「心理社会的介入」と呼ばれるプログラムです。

実施中のプログラム

  • ビーズ・オブ・カレッジ®
    子どもたちそれぞれのがん治療の内容を象徴するカラフルなビーズを使いながら行う創造的なプログラム。病気による子どもたちの心の痛みを軽減し、積極的に治療に立ち向かえるように勇気づけ、子どもたちに自分の病気の意味を見出してもらえるようにします。
  • チーム・ビーズ・オブ・カレッジ
    アスリートや何かに挑戦にしようとする方たちに、レース、登山、その他大会やイベントに出場される際に特別なビーズを身につけていただき、チャレンジする方のパワーをビーズにこめていただきます。大会終了後のビーズは、治療に際して最も勇気が必要な状態にある患者の子どもたちのもとにシャイン・オン・キッズが届けます。
  • ファシリティドッグ
    日本初の、小児病院に常勤するファシリティドッグ・プログラム。子どもたちと触れ合い、入院・治療に対する姿勢を前向きにします。検査や手術等に同伴することにより子どもたちに勇気を与えたり、医療スタッフとともに治療の一環として行う動物介在療法。

完了したプログラム

    • カウンセリング&サポート
      小児がん病棟に臨床心理士を置き、治療の全行程にわたり患者とそのご家族の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を最大限に高めるプログラム。

私たちは、小児がん領域に臨床心理士が常駐する例がなかった設立当初より臨床心理士の重要性を認識しており、小児がん病棟に専任の臨床心理士を配置するカウンセリング&サポートプログラムを基幹プログラムとして位置付け、活動を通して小児がん領域における臨床心理士の重要性を発信し続けてきました。
そして2012年より行われている「小児がん拠点病院の整備について」において臨床心理士の配置が言及され、小児がんに携わる臨床心理士の存在の重要性が国家的に認めるまでになりました。

厚生労働省 「小児がん医療・支援の提供体制のあり方について(報告書)」P.13
小児がん拠点病院の要件について
(2)診療従事者 専門的な知識及び技能を有するコメディカルスタッフの配置
カ チャイルドライフスペシャリスト、小児科領域に関する専門的知識を有する臨床心理士や社会福祉士等の療養を支援する担当者を配置していることが望ましい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002iraf.html

これは私たちの活動が目指してきた「全国どこの小児がん病棟にも臨床心理士が当たり前のようにいる」ということを実現させる第一歩だと考え、その先駆けとして松元、岡田が派遣先であった大阪市立総合医療センター、国立成育医療研究センターの職員として正式採用されることで、この活動のゴールに達成したと捉え、本プログラムを完結するに至りました。

  • シャイン・オン!ハウス
    小児がんの子どもたちとそのご家族のための全面サポート施設。
  • シャイン・オン!クリニック
    小児がん治療を終了した子どもたちを支える長期的なフォローアップ・クリニックと、病院での日々の小児がん外来患者に対する治療サポートセンター。
  • シャイン・オン!東北の子どもたちサポート
    東北地方太平洋沖地震 被災地の小児がんの子どもたちとそのご家族、さらに、心のケアを必要としている子どもたちに対する物資面、精神面でのサポート・プログラム。
  • 専門看護師(CNS)奨学金プログラム
    小児がんの子どもたちによりよい医療ケアを提供する。
  • 日本小児白血病研究グループサポート・プログラム
    なかなか資金援助を得られない、特別な小児白血病の研究をサポートする。
  • シャイン・オン!チャイルドケア・プログラム
    入院している子どもたちのきょうだいに保育サービスを提供する。
  • シャイン・オン!小児がん医療サポート・プログラム
    血液腫瘍科にトップレベルの小児科医を派遣することで、入院中の子どもたちへのより質の高いケアの提供に貢献する。