2011年5月19日

インフォシス

ほんの少しのクリエイティビティとイマジネーションが、人を助ける上で大きな役割を果たします。小児がんの子どもたちとそのご家族に対するタイラー基金の活動を支援してくださる上で、インフォシス社はCSR(社会的責任)活動の取り組みにアーティスティックなひらめきを採り入れています。インフォシス社のオフィスに美がもたらされると同時に、子どもたちのクリエイティブな才能の開花を後押しするという素晴らしい組み合わせ。インフォシス社は、タイラー基金による、子どもたちのアート作品を東京のオフィスに飾ってくださっています。

このようなwin-winのプロジェクトはどのように生まれたのでしょうか?タイラー基金の共同設立者のマーク・フェリスは以下のように語っています。
「インフォシス社と協力することが出来て大変嬉しく思います。インフォシス社は、革新的なアプローチで我々をサポートしてきてくださいました。上級副社長のV. スリラム氏のアドバイスで、我々がサポートしている子どもたちにアート作品を創作するようにもちかけてくださいました。そして現在までに多くの作品が生み出されました。これは、子どもたちと支援してくださるスポンサーを直接結びつける素晴らしいケースです。関わった人すべてにとって、楽しく充実した試みでした。タイラー基金の他のスポンサーとも同様の取り組みを行って、芸術家の卵たちに夢を叶える機会になるように願っています!」

スリラム氏と語り合う中、マークは「お金を使う際は、企業にとっても非営利団体にとっても、普通とは違うやり方で、かつ有効な使い道を考えたいものです。たとえば、何か得をしても良いのではないでしょうか?」

インフォシス社はオフィスにアート作品を必要としていましたし、子どもたちは自分の作品が実際に使用され、鑑賞されているということを知ったら嬉しく思うだろう、とスリラム氏は感じています。「子どもたちが私たちのオフィスに来て、自分の作品が実際に壁に飾ってあるのを見てくれたら、本当に嬉しいです。」

オフィスを訪れてみると、会議室に座っている人達が、子どもたちの気まぐれなアート作品に見入っている様子を想像するのは難しくありません。そのカラフルな絵によって、人は日本中の病院に病気と闘っている子どもたちがいるということを思い浮かべます。そして、インフォシス社が寛大な心と優れた企業精神を持ち合わせていることにも気がつくでしょう。

世界の公開会社の上位2000社のランキングに入る企業とビジネスを行っているインフォシス社は「ITを利用したビジネスソリューションを、定義・設計・提供します。」CSR活動の一環として、まさにその「心と精神」が経営陣からもたらされています。インフォシス社は1981年に250米ドルの資金で創立されました。充分な物資のない貧しい国の出身だった創立者は、スリラム氏によると、次のように感じていたそうです。「成功できたのは運が良かった。次はお返しをする番だ」。この精神は、持続可能性というインフォシス社の企業方針にも明確にあらわれています。
「当社にとって、持続可能性というのは多様な側面をもっています。もちろん環境問題もひとつの側面ですが、それと同時に全ての利害関係者にとっても持続可能でなければなりません」。環境にやさしいイノベーションとリソースの効率性といった重要な分野に加えて、インフォシス社は「心安ければ眠りも安らか」であると信じています。このため、世界中の国々で顧客企業、社員、ベンダーパートナー、そしてコミュニティ全般と協働する上で、社会契約的価値観を採り入れています。スリラム氏はインフォシス社の会長がよく口にしていた言葉を引用しました。「当社の時価総額は、毎日午後6時にゼロになる。なぜなら、全社員が家に帰るからだ。次の日、社員が戻ってこなければ、それはゼロのまま。当社には、幸福感と活力に満ちた社員が必要なのだ」

タイラー基金のサポートとして、このユニークな「受け皿のあるアート」プロジェクトに加えて、インドを基盤とするグローバル企業のインフォシス社は、教育、医療、災害および救援活動のためのインフォシス基金を通じて、大規模な企業支援を行っています。「インド南西部のカルナータカが鉄砲水の被害に遭った際、インフォシスは2100棟の家を建設しました。東北地方の被害に関しては募金を行っており、全世界の社員から寄付が寄せられています」(スリラム氏)

スリラム氏は続けました。「幼い子どもが重い病気で辛い時期を過ごさなくてはいけないというのは、ある意味、悲劇的なことです。しかし、タイラー基金の活動によって、子どもたちの生活がより有意義なものとなっているのは素晴らしいことです。子どもたちがタイラー基金の活動から幸せを得ているのが分かります」。
タイラー基金のスタッフは、インフォシス社のアート・プロジェクトに関わった人すべてがこのプロジェクトから幸せをいただいていると思っています!Iインフォシス社の寛大なサポートに深く感謝しております。

インフォシス社の詳細はwww.infosys.com/japaneseをご覧ください。